歯医者が苦手な人のための歯科医院の選び方を解説
2025/04/20

こんにちは、国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックです。
歯医者が苦手な方にとって、歯科医院への通院は不安や恐れを伴うものであり、ついつい先延ばしにしてしまうこともあるかと思います。
しかし、健康な歯や口腔環境を維持するためには、定期的な歯科検診や治療が欠かせません。
歯科治療の進歩により、治療時の痛みや負担は年々減ってきていますので、しばらく歯科医院へ行っていない方や、歯や歯ぐきに痛みや腫れを感じている方は、勇気を出して足を運んでみてはいかがでしょうか。
かかりつけの歯科医院がない場合には、後述する歯科医院の選び方を参考にしてみてください。
通院を先延ばしにするリスク
治療が複雑化する

通院を先延ばしにすると、虫歯や歯周病が進行し、治療が複雑化してしまうリスクがあります。
初期の段階であれば短時間の処置で済む虫歯も、放置することで神経にまで達した場合には根管治療などの大がかりな治療が必要となります。
治療が複雑になることで、通院回数が増えてしまうのもデメリットです。
その結果、体力的な負担やスケジュール調整のための精神的なストレスが増し、ますます歯科医院から足が遠のいてしまう悪循環に陥りやすくなります。
治療にかかる費用負担が大きくなる

さらに、通院を先延ばしにすることで、治療にかかる費用負担も増大します。
初期の虫歯であれば保険適用で数千円で済む治療が、進行することで数万円に膨らむこともあります。
特に自由診療のかぶせ物治療やインプラントなどが必要になった場合には治療費が大きくなるため、早期に治療を受けることが長期的に見れば経済的な負担を軽減することにつながります。
歯を失うリスクが高くなる

虫歯や歯周病を放置していると、最悪の場合には歯を失うことになります。
歯の喪失にはかみ合わせのバランスが崩れるリスクや、失われた歯にかかっていた負担がほかの歯にかかるようになるといったリスクがあり、それがさらなる歯の喪失を引き起こすこともあります。
歯医者が苦手な人に知っておいてほしいこと
痛みを抑えて治療できる方法が増えている

治療時の痛みが苦手で歯科医院への足が遠のいているという方は少なくありません。
しかし、昔に比べて痛みを抑える技術は増えており、痛みをほとんど感じることなく虫歯治療を受けることも可能になってきています。
例えば、電動麻酔は一定の速度で麻酔薬を注入するため、従来の手動による麻酔に比べて痛みを感じにくいのが特徴です。
また、表面麻酔は塗布型の麻酔で、針を刺す前に患部に麻酔薬を塗ることで注射の際の痛みを鈍らせることができます。
電動麻酔や表面麻酔の使用は一般的になりつつあります
治療途中で歯医者を変えても問題ない

歯科医院のスタッフとの相性や治療に対する不安は、快適に治療を受けるうえで障害となります。
もし現在通っている歯科医院に不満や不安がある場合、治療途中であっても歯医者を変えることを考えてみても良いでしょう。
初診料や検査代は再度発生しますが、受診を先延ばしにすることで歯を失うリスクを抱えるよりは、通いやすい歯科医院を新たに見つけるほうがいいといえるでしょう。
休日に診療している歯科医院が増えている

最近では、休日でも診療している歯科医院が増えてきています。
こうした歯科医院は、多忙な方でも通いやすく、通院を続けるモチベーションを保ちやすい環境が整っています。
予約制を導入している歯科医院も多いため、自分のスケジュールに合わせて計画的に通院することが可能です。
歯医者が苦手な人のための歯科医院の選び方
カウンセリングに時間をかけている
不安なく治療を受けるためには、カウンセリングに時間をかけている歯科医院を選ぶことが重要です。
初診時に患者さんの悩みや不安を丁寧に聞いてくれる医院であれば、歯科医院が苦手な理由についても話しやすく、その理由に応じた対応が望めます。
また、治療費や治療の流れについて事前にわかりやすく説明してくれるかどうかも重要です。
説明が十分に行われている歯科医院であれば、治療に対する不安が和らげられ、リラックスして通うことができます。
表面麻酔や電動麻酔を使用している
痛みの少ない治療を心がけている歯科医院は、その旨をホームページやパンフレットなどでアピールしていることがほとんどです。
そのため、医院の情報を検索する際にそういった技術や器具を導入しているかどうかをチェックするようにしましょう。
歯科医師・歯科衛生士の担当制をとっている
担当制のメリットは、治療を受ける度に同じスタッフが対応してくれるため、コミュニケーションが取りやすく、リラックスして治療を受けられることです。
患者さんの過去の治療履歴や性格を理解してくれているので、診療がスムーズに進みやすいというメリットがあります。
同じスタッフと長期間にわたって関わることで、信頼関係も築きやすくなります。
予約が埋まりすぎていない
混雑しすぎていて予約が取りにくい医院では、緊急時にすぐに治療を受けられないというデメリットがあります。
適度に予約が埋まっているものの予約がスムーズにとれる医院は、緊急時にもすぐに治療を受けることができ、歯科医院からの足が遠のくリスクを減らすことができます。
半個室や個室で診療している
診療時にほかの患者さんに話を聞かれるのが恥ずかしいと感じる方は、プライバシーに配慮された半個室や個室で診療を行っている歯科医院を選ぶと良いでしょう。
個別の空間で治療を受けることができるため、落ち着いて治療を受けることができ、プライバシーが守られるというメリットがあります。
また、こうした環境であれば、質問や相談をしやすく、納得のいく治療を受けやすくなります。
歯科用CTを備えている
歯科用CTは、歯やあごの内部構造を3次元で把握するための装置であり、より精密な治療を可能にします。
特に虫歯を放置して根管治療が必要になった場合には、歯科用CTを用いて事前に詳細な診断を行うことが、虫歯の再発を防ぐためには重要です。
衛生管理が徹底されている
ラバーダムを使用して唾液や血液からの感染を防いでいる、高圧蒸気滅菌機を利用して器具を滅菌・消毒しているなど、感染予防環境が整っている歯科医院を選ぶことが大切です。
衛生管理がしっかりしている歯科医院であれば、トラブルの可能性を低く抑えることができます。
受けたい治療をメインに診療を行っている
最後に、自分自身が受けたい治療に力を入れている歯科医院を選ぶことも重要です。
例えば、虫歯や歯周病の治療を希望しているにもかかわらず、美容診療やインプラント治療を主とする歯科医院では、受けたい治療を希望通りに受けられない可能性があります。
自分が受けたい治療に力を入れているかどうかを診療しているかどうかをホームページなどで確認するようにしましょう。
まとめ

歯医者が苦手な方にとって、長く通える歯科医院を選ぶことは、健康な歯を保つために大切です。
通院を先延ばしにするリスクを理解したうえで、カウンセリングや設備、技術、スタッフとの相性など、選び方のポイントを考慮しながら、自分にとって通いやすい歯科医院を選びましょう。
記事監修:歯科医師 深澤智人
国立深澤歯科クリニック :https://www.fukazawashika.com/
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