詰め物を歯に詰めた後に痛みが出るのはなぜ?痛みが出る原因や対処法を解説

      2025/04/10

国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックで、詰め物を歯に詰めた後に痛みが出る場合の原因と対処法についての解説

こんにちは、国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックです。

歯の詰め物治療は、虫歯や損傷した歯の欠損部を修復し、口腔内の健康を維持するための方法です。
しかし、時には詰め物を入れた後に痛みや違和感を覚えることがあります。
今回は、なぜ詰め物治療後に痛みが生じることがあるのか、痛みがある場合はどのように対処すればいいのかを解説します。

 

詰め物(インレー)とは

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詰め物とは、虫歯や外傷で損失した歯の一部分を補うために使用される補綴物です。
一般的に、小さな虫歯を削った後に、その欠損部を埋めるために利用されます。

歯を元の自然な形状に修復し、かむ機能を取り戻すことが主な目的であり、保険適用となるプラスチックを利用した詰め物や、金属、セラミックでできた詰め物など、いくつかの素材があります。
同じく補綴物であるかぶせ物との違いは、基本的に治療範囲の大きさです。
詰め物は小規模な範囲の修復に用いられ、かぶせ物はより大きな損傷を修復するために歯全体を覆う形で使用されます。

 

詰め物治療をした後に痛みが出る理由

接着剤の化学薬品による刺激のため

詰め物と歯を接着するための接着剤によって、痛みが出ることがあります。
接着剤の化学薬品による歯の神経への刺激や、化学反応による熱などにより痛みが出てしまうことがその要因です。

この場合の痛みは基本的に一時的なものであり、通常は数日から1週間ほどで和らぎます。
痛みが長引く場合や、痛みの程度が強いと感じる場合は、接着剤ではなく歯の内部に何らかの問題がある可能性があるため、一度歯科医院を受診するようにしましょう。

 

金属の熱伝導性が高いため

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詰め物に使用される素材の中でも金属は熱伝導性が高く、それが痛みの一因になることがあります。
熱い飲み物や冷たい飲み物を口にした際に、熱伝導性が高いことで金属の詰め物が温度を鋭敏に伝えてしまい、歯がしみるような刺激を感じてしまうためです。
特に、詰め物を入れた直後はこの感覚が強く出ることがありますが、通常は時間とともに和らいでいきます。

この状態が長期間続いたり、しみる度合いが増しているように感じたりする場合は、詰め物が正しく装着できていなかったり歯の内部で何か問題が起きていたりする可能性があるため、歯科医師に診てもらうようにしましょう。

 

詰め物の高さが合っていないため

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新しい詰め物の高さがかみ合わせに合っているかどうかは、口腔内の違和感の有無に直結します。
わずかな高さの違いでも、敏感な口腔内はその違和感をはっきりと感じ取るため、もし詰め物の高さが合っていない場合、食事の際の咀嚼時に痛みを感じたり、慢性的な不快感を抱えたりすることになります。

この場合、詰め物の高さを調整することで、痛みや違和感は改善されます。
放置が長期化すると、歯や顎関節に負担がかかり、さらなる痛みや頭痛を引き起こすことがありますので、痛みや違和感が何日も続く場合は、早期に歯科医師に相談し、調整してもらうようにしましょう。
時間が経てば慣れるはずだと痛みや違和感を放置すると、問題が悪化することもあります。

 

治療後数カ月たってから痛みが出た場合

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詰め物を装着して数カ月以上たってから痛みが生じた場合、歯の根の部分に問題が起きている可能性があります。
この場合、詰め物でふたをしているため表面的には問題が見えにくいですが、内部では炎症が進行していることが考えられます。
また、詰め物に使用される接着材料が年数とともに劣化してすき間が生じた結果、そこから細菌が入り込むことで再び虫歯ができている可能性もあります。

どちらの場合でも治療をしなければ症状が悪化するリスクがあるため、できるだけ早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
また、このような事態を避けるためには、日々のセルフケアを丁寧に行うこととともに、定期的に歯科検診を受けることが大切です。

 

詰め物治療をした箇所が痛い場合の対処法

痛み止めを服用する

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詰め物治療をした箇所に痛みがある場合、痛み止めの服用が一時的な対策となります。
市販の鎮痛剤でも使用に問題はないため、痛みが気になる際には用法・容量を守って服用しましょう。
ただし、痛み止めを服用した後も症状が改善されない場合や、痛み止めの作用が切れた後にすぐ痛みが再発する場合は、歯科医院を受診して必要な治療を受けるようにしてください。

 

刺激を与えない

痛む箇所は触るとさらに痛みが悪化したり、雑菌が入って炎症を起こしたりする可能性があります。
患部に必要以上に手や歯ブラシで触れたり、押したりしないようにしましょう。
食生活においても、硬い食材や辛みの強い食品を避け、歯に過度な負担をかけないように意識することが必要です。
また、歯を食いしばりがちな筋力トレーニングや運動なども、痛みがひどい場合には控えるようにしましょう。

 

血行がよくなる行動を控える

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血行がよくなると痛みが悪化することがありますので、長時間の入浴や激しい運動、飲酒などはできるだけ避けるようにしましょう。
また、このような行動で一時的に痛みが強まった場合、タオルで保冷材などを包んで患部にあてると痛みが和らぐことがありますが、冷やしすぎると刺激によって痛みが強くなったり、血行が悪化して治りが遅くなったりすることもあります。
安静を保ちながら、患部への負担を減らす工夫をすることが大切です。

 

歯科医院を受診する

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数日間様子を見ても痛みが治まらない場合や、我慢できないほどの痛みを感じる場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
特に、痛みが急激に悪化した場合や生活に支障をきたすほどの痛みがある場合には、重症化のリスクを避けるためにもできるだけ早く歯科医院を受診するようにしてください。

 

まとめ

国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックで、詰め物を歯に詰めた後に痛みが出る場合の原因と対処法についての解説

詰め物治療後の痛みは、さまざまな要因によって引き起こされるものであり、その原因に応じた対処法を取る必要があります。
一時的な痛みで済む場合もあれば、長期的な問題につながるケースもありますので、痛みを感じた場合には放置せず、必要に応じて早期に歯科医師の診断を受けましょう。
また、治療後の健康的な口内環境を維持するために、日々のセルフケアや定期的な検診を欠かさないようにしましょう。

記事監修:歯科医師 深澤智人

 

 



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