【歯内療法②】歯の神経を守る「歯髄保存療法」とは、どんな治療?
2024/05/30
皆さん、こんにちは。
JR中央線「国立駅」から徒歩3分の、国立深澤歯科クリニックです。
重度のむし歯になると、歯の神経までむし歯菌に感染している状態のため「神経を抜きましょう」という診断になることがあります。
さらに、むし歯が進行して歯の根っこしか残っていない状態になると、「抜歯しましょう」という診断に至ります。
重度のむし歯の場合「神経を抜く」、「抜歯」という治療が一般的なのです。
これらの治療をする理由は、痛みを取り除き、根っこの先への感染を広げないようにするためです。
しかし、治療の中には歯の神経を残せる「歯髄保存治療」というものがあるのはご存じでしょうか?
歯の神経を抜くと、歯はまるで枯れ木のように、弱くもろくなってしまいます。
すると、歯が割れやすく、ヒビが入ってしまうと抜歯しないといけなくなるリスクが高くなるのです。
そこで、歯の神経を残してご自身の歯でしっかり食事ができるように、当院では歯髄保存治療に力を入れているのです。
歯内療法の中のひとつ「歯髄保存治療」
「歯内療法」の中のひとつ「歯髄保存治療」とは、保存できる歯髄(歯の神経)を確実に保存して、歯の寿命をより長くする方法です。
むし歯や外傷により、歯髄がみえてしまった場合は、以前であれば神経を抜く「根管治療」を行っていました。
しかし、当院では積極的に先進的な技術を取り入れているため、神経を残して歯を守る「歯髄保存治療」が行えます。
歯髄保存治療のメリット
【メリット1】歯質がもろくならない
歯の根っこの内部を削らないため、大切な歯質を残せます。
血管や神経が通っているため、栄養が行き渡りもろくなることはありません。
【メリット2】歯に感覚がある
神経が残せるので、噛む力など刺激が歯に伝わり過度な力で噛むのを防止可能です。
また、温度感覚も残ります。
【メリット3】歯の根っこの成長を期待できる
成長途中の歯であっても、歯髄を残せるためその後の成長に妨げはありません。
歯髄保存治療のデメリット
【デメリット1】診断が難しい
実際に治療を行っていく際に、中には神経への刺激があり保存せずに、抜いたほうがよいケースもあります。
治療の内容を理解し、歯科医とよく相談をしてよい選択をしましょう。
【デメリット2】被せ物を装着するため大きく削る必要がでてくる
すでに歯髄がみえる状態であれば、最終的には被せ物をする必要が高いです。
ただし、神経を残した状態で歯質を大きく削ると「しみる」「痛い」などのトラブルがでることもあります。
国立深澤歯科クリニックでは、歯の神経を抜かずに保存する歯内療法に力をいれております。
生涯ご自分の歯で食事や会話を楽しむためにも、歯内療法を視野にいれて治療を進めてみてはいかがでしょうか。
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