虫歯になったことがない人にもリスクはある?注意点や対策を解説

      2025/01/20

国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックで虫歯になったことがない人のリスクの解説

こんにちは、国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックです。

虫歯に悩まされたことがある方が、周囲の人から「虫歯になったことがない」という言葉を聞くと、「あの痛みに悩まされたことがないのか」「天然の歯がちゃんとそろっているのか」とうらやましく感じるかもしれません。

しかし、虫歯が一度もできたことがないからといって、口腔トラブルに無縁なわけではありません。
口内環境は、虫歯だけでなく、歯周病やほかの口腔問題によっても脅かされる可能性があります。
今回は、虫歯になりやすい人となったことがない人のそれぞれの特徴とリスク、虫歯や歯周病を予防するための生活習慣について解説します。

 

虫歯になりやすい人となったことがない人の特徴

虫歯になりやすい人

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虫歯になりやすい人には、いくつかの共通点があります。
まず、唾液の分泌量が少ない人は、唾液の自浄作用が十分に働かず、口腔内の酸の中和が不十分になるため、虫歯ができやすいといえます。
唾液は、食べ物の残りや酸性物質を洗い流し、歯を保護する役割を担っているため、分泌が少ないと虫歯になりやすくなるのです。

さらに、甘いものや炭酸飲料をよく摂取する食生活を送っている方も、虫歯菌が好む糖分が口内に多くある状況ですので、虫歯になりやすい傾向があります。
また、当然ではありますが、食後にきちんとした歯磨きが行われていない場合も、虫歯リスクが高くなります。
加えて、歯並びやかみ合わせが悪いことが原因で、汚れがたまりやすい箇所や磨きにくい箇所がある方も、虫歯に悩まされやすくなります。
細かい部位はブラッシングが行き届きにくく、歯垢や歯石がたまりがちです。そのため、このような問題がある方は、歯並びが整っている方よりもオーラルケアを丁寧に行う必要があります。

 

虫歯になったことがない人

国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックで虫歯になったことがない人のリスクの解説

虫歯になったことがない人には、いくつかの特徴があります。その一つが、唾液がサラサラで十分な量が分泌されていることです。
唾液は、口内の酸を中和し、食べ物を洗い流す自浄作用を持っています。
また、歯のエナメル質を修復するためのミネラルを供給する役割も担っています。そのため、唾液が十分に分泌されていると、虫歯菌から歯への攻撃を防ぎやすい口内環境となるのです。

遺伝的要因や生活環境によって、口内の虫歯菌の数がもともと少ない方もいます。
具体的な菌数は日々の口腔ケアや食生活にも影響を受けますが、そもそも虫歯菌が少ないことで、虫歯のリスクが低減されています。
また、歯並びが良いことも虫歯のリスクを下げる重要な要素です。
歯並びが整っていると、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目が磨きやすくなります。
その結果、歯ブラシやフロスでのケアが行いやすくなり、汚れが溜まりにくくなります。
特に、歯間部のブラッシングがしやすいことは、虫歯予防をするうえで大きな利点です。

そしてもちろん、日々の口腔ケアを習慣にしている方も虫歯が少ない傾向にあります。
毎食後の歯磨きだけでなく、フロスや歯間ブラシを使用し、細かな部位までしっかりケアを行っている場合、虫歯菌が増殖しにくくなります。

 

虫歯になったことがない人のリスク

歯周病に注意が必要

国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックで虫歯になったことがない人のリスクの解説

虫歯になったことがない人は口腔トラブルとは無縁だと思ってしまいますが、虫歯以外にも口内の健康リスクは存在します。
特に注意する必要があるのは歯周病です。
虫歯がないからといって、歯周病菌が存在していないわけではありません。また、歯ぐきが腫れたり出血したりといった歯周病の初期症状は見過ごされがちです。
そのため、虫歯になったことがなく定期検診の習慣がない方やその頻度が低い方は、歯周病の初期症状に気付きにくいという特徴があるのです。
歯周病は重症化すると歯が抜け落ちることもあるため、注意が必要です。

 

定期検診の習慣がない

国立駅徒歩3分の歯医者、国立深澤歯科クリニックで虫歯になったことがない人のリスクの解説

また、虫歯になったことがないゆえに、定期的な歯科検診の習慣がない可能性もあります。
しかし、検診を後回しにすることは大きなリスクです。
早期発見ができず、問題が深刻化することもあり得ます。
口腔内のトラブルには、痛みなどのわかりやすい症状がないものもありますので、虫歯のリスクが低い方でも半年に一度は歯科医院を受診するようにしましょう。

 

虫歯・歯周病を防ぐための生活習慣

日々のセルフケアを丁寧に行う
虫歯と歯周病を予防をするために、毎日しっかりとセルフケアを行いましょう。
食後に歯を磨く習慣をもち、丁寧なブラッシングを心がけてください。
また、歯と歯の間に潜む菌をしっかり除去するために、フロスや歯間ブラシを使用することも大切です。


間食・甘いものを控える
間食や甘いものを控えることも、虫歯・歯周病予防に欠かせません。
糖分は口腔内の細菌のエネルギー源となり、虫歯や歯周病の進行を促してしまいます。
特に、糖分含有が高い飲料は避けるようにし、水やお茶などを選ぶようにしましょう。


お酒・たばこを控える
虫歯や歯周病を防ぐためには、お酒やたばこの摂取を控えることも重要です。
お酒に含まれるアルコールは口腔内を乾燥させ、唾液の分泌を減少させることで、口内環境を悪化させます。
また、アルコール飲料には糖分を多く含むものもあり、これが虫歯菌のエサとなり、結果として虫歯を引き起こすリスクが高まります。
喫煙も同様に、口腔内の健康に悪影響を及ぼします。ニコチンやタールなどの有害物質は血管を収縮させ、歯周組織の栄養供給を妨げます。
これにより歯周病が進行しやすくなるだけでなく、歯の着色や口臭が悪化してしまうリスクがあります。


定期的に歯科検診を受ける
口腔トラブルを予防するためには、定期的に歯科検診を受けることが重要です。
歯科医師や歯科衛生士によるチェックで、日常のケアでは見落としがちな歯や歯ぐきの異常を早期発見するようにしましょう。


口腔内を乾燥させない生活をする
口腔内を乾燥させない生活を心がけることも、健康維持につながります。
水分をしっかり摂取し、室内の湿度管理を行い、口内を常に潤いのある状態に保つことを心がけましょう。
よくかんで食事をすることも、唾液の分泌促進につながります。

 

まとめ

国立の歯医者、国立深澤歯科クリニックで歯のクリーニング

虫歯になったことがない方でも、口腔内にはさまざまなリスクが潜在しています。
日々の丁寧なセルフケア、バランスの良い食生活、そして定期的な歯科検診を通じて、魅力的な笑顔と健康な口腔環境を保ちましょう。

 



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