歯周病は沈黙の病気です
2024/05/30
こんにちは。JR中央線の国立駅から徒歩3分、土曜日・日曜日も診療を行う「国立深澤歯科クリニック」です。
歯周病は気づかないうちに進行している、「沈黙の病気」と言われています。
なぜ歯周病になっていても気づきにくいのか、その進行過程とともにお話しします。
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歯周病は初期段階では、歯ぐきが腫れて赤みを増すだけです。この時点で痛みや違和感は感じないため、丁寧にお口の中を観察しなければ見過ごしてしまいます。
日本人の成人の約80%が歯周病になっていると言われていますが、ご自分が歯周病になっていても気づいていないことが珍しくありません。
悪化してより症状が目立つようになってから気づくケースが多いことから、歯周病は早期発見と早期治療がしにくい病気だと言えます。
歯周病は徐々に進行していきます。
歯周病の進行過程について知っておきましょう。
- 歯肉炎
歯ぐきと歯の間に歯垢がたまると、歯ぐきが炎症で腫れます。
腫れで歯ぐきが盛り上がることで、歯と歯ぐきの間に深さ2~3ミリの歯周ポケットが生まれます。
この段階では腫れ以外の症状がなく、歯と歯ぐきの周りの歯垢をしっかりと取り除くことで治せることがあります。
- 軽度の歯周炎
歯ぐきの腫れが進み、歯の根に向かって炎症が広がっていきます。
歯周病菌が侵入して歯を支える歯槽骨や歯根膜の破壊が始まり、歯周ポケットは深さが3~5ミリに広がります。歯周ポケットの中には、歯垢や歯石が溜まっていきます。
- 中度の歯周炎
炎症は歯の根に向かって広がり、悪化していきます。
歯槽骨の破壊は、歯の根の半分の長さにまで進み、だんだんと歯がグラつくようになります。徐々にお口の臭いや歯ぐきからの出血が目立つようになっていきます。
歯周ポケットは4~7ミリとさらに深くなります。
- 重度の歯周炎
炎症がさらに広がり、歯槽骨は歯周病菌によって半分以上破壊されてしまいます。
お口の臭いは悪化し、歯ぐきからは血や膿が出るようになります。
歯周ポケットは6ミリ以上になり、歯がますますグラつくようになってしっかりと噛めなくなります。さらに悪化すると抜歯することになったり、自然に歯が抜けてしまいます。
国立深澤歯科クリニックでは、歯周病で破壊された歯ぐきや歯槽骨の再生を促す「再生医療」を行っています。保険診療による治療も可能です。
興味をお持ちの方は診療の際にスタッフまでお問い合わせください。
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