クリニックで働くスタッフそれぞれの役割についてご紹介
2025/12/20
こんにちは!歯科衛生士の 庄司 です。
今日は、クリニックで働くスタッフそれぞれの役割についてご紹介します。

歯科医院には『歯科医師・歯科衛生士・歯科助手(受付を含む)・歯科技工士』
という4つの大切な職種があります。
どれも専門性を持ったプロフェッショナルで、誰か1つが欠けても患者さまに最良の医療を提供することはできません。
ここから、それぞれの役割を分かりやすく説明していきますね。
◆ 歯科医師(ドクター)の役割
歯科医師は、診断と治療の方針を決め、実際の処置を行う専門家です。
- 虫歯・歯周病・噛み合わせの診断
- 治療計画の立案
- 麻酔、歯を削る・詰める・抜くなどの処置
- 矯正治療・インプラントなど高度治療
- 全身状態を踏まえた医療判断
- 患者様への説明・相談対応
“治療の司令塔”として、患者様の将来を見据えた医療を提供します。
◆ 歯科衛生士(DH)の役割
歯科衛生士は、国家資格を持つ予防とメンテナンスの専門家です。
- 歯石取り、バイオフィルム除去などの専門的クリーニング
- 歯周病治療に関わる処置(SRPなど)
- 歯磨き指導、セルフケアサポート
- 定期メンテナンスで口腔の健康管理
- 生活習慣に合わせた予防計画の提案
“治療後の良い状態を守る”ために必要不可欠な存在です。
◆ 歯科助手・受付の役割
歯科助手は、診療をスムーズに進める診療補助の専門職です。
さらに、受付は クリニックの顔 とも言える大切な仕事です。
- 診療補助(準備・片付け・器具の受け渡し)
- 器具の洗浄・滅菌
- 患者様の誘導
- 予約管理、電話対応、会計などの受付業務
- 院内の雰囲気づくりや安心感の提供
受付・助手さんが笑顔で迎えてくれるだけで、患者様の不安は大きく和らぎます。
治療の円滑さと安心感を支える欠かせない存在です。
◆ 歯科技工士(DT)の役割
歯科技工士は、詰め物・被せ物・入れ歯・矯正装置などの製作を行う『ものづくりの専門家』です。
- 詰め物・被せ物(インレー・クラウン)の製作
- 入れ歯(義歯)の製作・調整
- マウスピース、矯正装置の作成
- 医師・衛生士の指示書に基づく精密な技工物の製作
- 噛み合わせや形態を考慮した細かい調整
患者様のお口にぴったり合う技工物を作ることで、
見た目の自然さ・噛みやすさ・長持ちを実現してくれる、職人のようなプロフェッショナルです。
歯科技工士さんの技術がなければ、日々の治療は成立しません。
◆ 全員がそろって、初めて成り立つ「チーム医療」

- 歯科医師の治療
- 歯科衛生士の予防・メンテナンス
- 歯科助手・受付のサポート
- 歯科技工士の精密な技工物
これら4つの職種が連携することで、
患者様が安心して通え、正確で質の高い歯科医療が提供できるのです。
どの職種も欠かすことのできない、大切なチームの一員です。
◆ 最後に
当院では、それぞれの専門性を尊重しながら、スタッフ全員が力を合わせて診療に取り組んでいます。
今後も、患者様が「ここに来てよかった」と思えるクリニックであり続けるため、丁寧で質の高い医療を提供してまいります。
お口のお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
記事監修:
歯周病学会認定医 歯科医師 深澤智人
歯周病学会認定歯科衛生士 庄司由佳子
国立深澤歯科クリニック :https://www.fukazawashika.com/
〒186-0002 東京都国立市東1-15-34 2F
電話:042-501-5544
交通アクセス
電車でお越しの方:
JR中央線「国立駅」南口から徒歩3分
